いきなりこう言っては何だが、古代史謎解きは一銭にもならない。
たくさんの本を手に取り、現地に足を運び、自分の目で見て確かめ、何度も考え直すことの繰り返し。気が遠くなるような労力が要り、しかもとても地味である。
でもだからこそ“志”が溢れている古代史が、私は好きだ。
解き明かせない古代史の謎にいつしか魅了されてしまった。そして一銭にもならないこの趣味を、セカンドライフ、100年ライフにおいて有意義なものにしたいと考えた。
東日本大震災以降、想定外の自然災害が頻発し、ソーシャルアクションがより身近なもの、欠かせないものとなった。私も次世代の子どもたちや育ててくれた地域社会に対して何か少しでも役立ちたいと考えたが当時答えを見つけることができなかった。
今、世界中でCOVID-19が猛威を奮っている。生活のすべてや価値観がこれまでとは大きく急激に変化した。そして気づいた。絶えず変化する時代は、考えることよりもアクションを起こすことが重要で、その考えを発展させるには多様な人との繋がりが必要で、そのためにはビジョンとリアル(NO FAKE)が何より重要であると。 古代史謎解きと言うテーマに、ともに挑むことで、次世代の子どもたちや地域社会に役立つ喜びへと繋がることを信じて、まずは一歩を踏み出したいと思う。